フィレンツェの美大生がガイド!ウフィッツィ美術館の魅力と観光のポイント♪

ツアーには必ず組み込まれるフィレンツェで人気の観光スポット、ウフィッツィ美術館。美術ファンでなくても知っているような有名な作品がたくさんあります。鑑賞がさらに楽しめる作品情報や、お得な情報をお届けします♪
pbook 2016.10.27

ルネサンス芸術の栄えた町、フィレンツェ

風景

出典元:Instagram

フィレンツェは、今もルネサンスの華やかな雰囲気が残る芸術の町です。

ルネサンスの三大芸術家と言われるミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエッロたちの作品も数多く残っています。

偉大な芸術家たちの作品はさまざまな美術館で見ることができます。

今回はその中でも観光客に人気のウフィッツィ美術館についてご紹介します。

 

ウフィッツィ美術館とは

美術館

出典元:Instagram

メディチ家の当主コジモ1世がヴァザーリに設計を依頼し、16世紀に建てられた美術館。

"ウフィッツィ"とは"事務所"という意味で、元々は行政期間の事務所として利用するために建設されました。

メディチ家が収集してきた美術作品のコレクションが18世紀から公開され、今現在も多くの人が訪れます。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ボッティチェッリ、ラファエロなど巨匠たちの作品が所蔵されており、展示作品は2500点を越えると言われています。

 

45以上の部屋からなる大規模な美術館

美術館

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ウッフィツィ美術館は、コの字型の建物で45以上の部屋を長い廊下がつないでいます。

古代彫刻や13世紀の作品の部屋から始まり、初期ルネサンス、ボッティチェッリの部屋など、時代やアーティストごとに分けて展示されています。

時期によって公開していない部屋があったりもしますが、各部屋に有名作品が並んでいるので、見ごたえのある美術館です。

 

【基本情報】
・住所:Piazzale degli Uffizi, 6, 50122 Firenze
・TEL:+39 055 2388651
・営業時間:8:15-18:50
・定休日:月曜日、1月1日、5月1日、12月25日
・HP:uffizi.org
・入場料:8ユーロ、予約料金はプラス4ユーロ (企画展示があると金額が変わる場合があります)

 

大人気のウフィッツィ美術館、効率よくお得に鑑賞しよう

オフシーズンでも朝から行列ができているウフィッツィ美術館、並ばずに入場するために事前予約することをオススメします!

予約にかかるのは4ユーロ。

ホームページから日にちと時間を選んで予約することができますが、オンライン予約の場合手数料が多くかかる場合が多いのでご注意ください。

 

3日間、5つ以上の美術館を巡るなら

チケット

出典元:Instagram

72ユーロで72時間有効のフィレンツェカード。

フィレンツェの主要美術館・教会を予約なしで好きな時に入館することができます。

インフォ・ポイントや、サンタ・マリア・ノヴェッラのチケット売り場など10箇所で購入可能。
またはインターネットで購入後、インフォ・ポイントで受け取ることもできます。

 

【基本情報】
・住所:piazza Stazione 4, Firenze (購入も、受け取りもできるインフォ・ポイントです)
・TEL:+39 055 212245
・HP:firenzecard.it

 

タダで見られる特別な日

2014年からいくつかのフィレンツェの美術館で始まった、うれしいサービス。

毎月第1日曜日は無料で入場することができます!

この日は予約することができないので、朝早くから並ぶことをオススメします。

 

これだけは見逃せない、3つの有名な作品!

ウフィッツィ美術館には、絵画作品も彫刻作品も数多く飾られています。

じっくり観ると1日かかってしまうほどの作品数なので、その中でもオススメの有名な作品をご紹介します。

 

①ジョット作、"荘厳の聖母"

1300年代に活躍したジョット・ディ・ボンドーネは、ゴシック絵画最大の巨匠と呼ばれています。

それまで平面的に捉えられていた絵画空間を変え、目に映るように表現する遠近法の基礎を作った画家の一人です。

これはオニサンティ聖堂の主祭壇画として制作された作品で、その師匠と言われているチマブーエの作品とともに2つ目の13世紀の絵画の部屋に並んでいます。

ジョットの絵と合わせて鑑賞したいのが、ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャの"ルチェライの聖母"。

フィレンツェで活躍していたと言われるジョットと同時期に、シエナで活躍していたのがドゥッチョです。

この絵はジョットの絵画空間に影響を受ける前の作品で、6人の天使が重ならずに縦に並んでいます。

わたしは個人的にこの絵がウッフィツィ美術館の収蔵作品の中で1番好きです。
人物のやわらかくかわいらしい形と、美しい色に注目して観てみてください。

 

②ボッティチェッリ作、"ヴィーナス誕生"と"春"

10から14室にはボッティチェッリやその師匠のフィリッポ・リッピなどの作品が並んでいます。

美術に詳しくない方でも1度は目にしたことがあるであろう作品、ボッティチェッリの"ヴィーナスの誕生"。
CMやポスターでパロディに使われることも多い作品です。

この作品は、ギリシャ神話の女神ヴィーナスが成熟した女性として海から生まれた姿を描いています。

絵画

出典元:uffizi.org

ボッティチェッリの作品でもう1つ有名なのが、"春"です。

作品の中に描かれるのは神話の登場人物たち。

中央のヴィーナスが愛の女神、西風の神ゼフィロスと、ニンフのクローリスが口から花をこぼれさせながら花の女神フローラに姿を変えます。

キューピッドが矢でねらいを定めている左の三人が、愛と貞節、美をあらわす三美神です。

 

③レオナルド・ダ・ヴィンチ作、"受胎告知"

絵画

出典元:arteworld.it

小さめで派手さはないけれど、他の作品と違う世界観や、空気感を感じられる作品がレオナルド・ダ・ヴィンチの"受胎告知"。

大天使ガブリエルが、キリスト受胎を告げに聖母マリアのもとを訪れた場面が描かれています。

ガブリエルが手に持つ百合の花はマリアの処女性を表しているのと同時に、フィレンツェの象徴でもあります。

同じ部屋に飾られている、アンドレア・デル・ヴェロッキオとその弟子たちによる"キリストの洗礼"。

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた左端の天使の美しさに、ヴェロッキオは筆を折り、その後2度と絵を描くことはなかったという逸話が残されています。

 

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