知る人ぞ知るグルメ!京都の地元で人気の絶品うどん10選

京都に「京うどん」と呼ばれるご当地うどんがあるのをご存知ですか? こだわりのおいしいおだしにやわらかめのうどん。具材には九条ねぎやきざみ揚げなど京都ならでは食材が使われているのが特徴です。一滴残らずいただきたい、そんな絶品の京うどんをご紹介します。 、
Palette編集部 2016.12.16

5. ぎをん常盤 | 1922年創業の老舗、名物はあげ玉が入った「ハイカラうどん」

京阪・祇園四条駅から北東へ徒歩約8分。
新橋通沿いにあるのが「ぎをん常盤」。
1922年創業の祇園の老舗で昔ながらの手づくりの味を楽しめる麺処です。
店内は昔から変わらないような雰囲気。
敷居の高いイメージがある祇園で肩の力を抜いて食事できるうれしいお店です。

お店の名物はあげ玉、九条ねぎ、かまぼこが入った「名物ハイカラうどん」(756円税込)。
上質の利尻昆布と独自配合した香り高いかつおぶしで取るおだしはすっきりとコクのある味わい。
きしめんのような平打ちのうどんにシャキシャキの九条ねぎとかまぼこが歯ごたえにアクセントを添えています。
シンプルな素材でとことんおいしい1杯です。

店舗情報

京都府京都市東山区新橋通大和大路東入2丁目橋本町412
075-561-1811
[昼]12:00~15:00[夜]月〜木 18:00~22:00金、土 18:00〜23:00ランチ営業
日曜日・祝日
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6. 京都 権太呂 本店 | 趣きのある京町家の麺処、名物は卵あんの「けいらんうどん」

阪急・河原町駅から西に徒歩約5分。
麩屋町通沿いにあるのが「京都 権太呂 本店」。
1910年に大阪でそば屋として創業後、1960年に現在の地で「権太呂」として営業し続けているお店です。

風格ある町家を利用した店内は4階まであり、各フロアとも和の雰囲気がたっぷり。
とくに3階は、青蓮院門跡華頂殿のふすま絵を手掛けた木村英輝氏のふすま絵が施されていて圧巻です。

お店の名物は「けいらんうどん」(1,080円税込)。
京都の水と肉厚の羅臼昆布、3種の節などの厳選材料を使い熟練の職人さんが約3時間かけて取るだしが自慢。
だしはとろみが付いたあん状になっていて、ふわふわの卵がたっぷり入っています。
うどんはやや太めのもっちりした歯ごたえ。やさしい味わいが広がります。
底冷えする京都にぴったりの卵あん。おいしさとともにからだの芯からあたたまります。

店舗情報

京都府京都市中京区麸屋町通四条上ル桝屋町521
075-221-5810
11:00~20:00(中休みなし)[12月31日]11:00~23:00(L.O22:30)[1月2日、3日]11:00~20:00(L.O19:00)ランチ営業、日曜営業
水曜日 ※水曜日が祝日の場合は営業致します
URLはこちら

 

7. おかる | 1925年創業の祇園の老舗、名物はだしが効いた「チーズ肉カレーうどん」

京阪・祇園四条駅から東に徒歩約4分。
四条通の1本北側の路地にあるのが「おかる」。
祇園の舞妓さんもひいきにしている1925年創業の老舗の麺処です。

店内はテーブル席のほかに小あがり席もある懐かしい雰囲気。
多数のメディアで紹介されているため芸能人のサインや舞妓うちわがたくさん飾られています。

名物はカレーうどん。数種類あるなかでも「チーズ肉カレーうどん」(1,050円税込)が人気です。
利尻昆布やさばぶし、うるめぶしなどを1時間以上かけて煮だしただしにスパイスを加えたカレーだしは、辛みの中にも魚介のうま味がしっかりきいています。
うどんはやわらかくとろみが効いたスープによく絡み、溶けたチーズがコクとまろやかさを加えています。
辛さの奥から追いかけてくるおだしのうまみに一滴残さず完食です。

店舗情報

京都府京都市東山区八坂新地富永町132
075-541-1001
[月~木・日]11:00~15:00 17:00~翌2:30 [金・土]11:00~15:00 17:00~翌3:00ランチ営業、夜10時以降入店可、夜12時以降入店可、日曜営業
無休
URLはこちら

 

8. うどんや ぼの | おしゃれな雰囲気のうどん店、人気は大きいお揚げの「京きつね」

下鴨神社前バス停から徒歩約2分または京阪・出町柳駅から北へ徒歩約16分。
下鴨本通沿いにあるのが「うどんや ぼの」。
打って15分以上経ったうどんは使わないという鮮度にこだわったうどん店です。
店内はカウンター席とテーブル席がありおひとり様でも居心地のよい感じです。
壁には木のイラストが描かれていてカフェのようなおしゃれさも女性客に人気です。

おすすめメニューは大原三千院御用達、西村豆腐店のお揚げが入った「京きつね」(750円税込)。
北海道産真昆布、瀬戸内伊吹産いりこ、上質なカツオ節、上サバ節、上うるめ節をふんだんに使ったおだしは奥深さを感じるおいしさです。
こちらは讃岐うどんのようなややコシのあるタイプのうどん。もちもちっとした食感がやさしい味わいのおだしによく合います。

店舗情報

京都府京都市左京区下鴨松ノ木町59
075-202-5165
11:00~14:30(ご入店)17:30~21:00(ご入店)※但し、麺無くなり次第ご入店終了となります。ランチ営業、日曜営業
毎週木曜日・第1・3水曜日
URLはこちら

9. 日の出うどん | 1957創業の家庭的なうどん店、名物は濃厚な「特カレーうどん」

宮ノ前町バス停から徒歩約2分または地下鉄・蹴上駅から北に徒歩約15分。
永観堂の北側、鹿ケ谷通沿いにあるのが「日の出うどん」。
1957年創業の地元の人から観光客にまで愛されている家庭的な雰囲気のうどん店で、よく行列ができているお店です。
店内はメニューが書かれた札などがあり食堂のような気軽な雰囲気。
柱には「カレーうどん」という看板が掲げてあり人気ぶりをうかがえます。

数種類あるカレーうどんのなかでも1番人気はきざみ揚げ、肉、九条ねぎが入った「特カレーうどん」(950円税込)。
かつおやうるめ、めじかなどでとっただしに15種類ものスパイスを入れ、しっかりとろみをつけたカレーだしはとにかく濃厚。
もっちりとやわらかなうどんによく絡み、だしの奥深さとカレーの香りと辛さをしっかり堪能できます。
カレーの辛さは普通・中辛・辛口・激辛から選べるのでお好みの辛さで味わうことができます。

店舗情報

京都府京都市左京区南禅寺北ノ坊町36
075-751-9251
11:00~15:30ランチ営業
日曜日、第1・第3月曜日(変更あり) ※7・8・12月は不定休
URLはこちら

 

10. 冨美家 | 1946年創業の食事処、名物は鍋やきうどん「冨美家鍋」

阪急・烏丸駅から北東に徒歩約8分。
錦市場のアーケードを超えた少し先、堺町通沿いにあるのが「冨美家」。
1946年に創業した甘味処で現在では“うどんの冨美家”と呼ばれるほど地元の人に親しまれている食事処です。
店内は奥に長くカウンター席とテーブル席があります。
長年のファンも多く甘味を楽しむ地元の女性客や観光客が訪れています。

お店の名物は1963年から愛されている「冨美家鍋」(670円税込)。
えび天、餅、煮付けしいたけ、かまぼこ、花麩、ねぎ、卵が入ったボリューム満点の鍋焼きうどんです。
伏見の地下水で利尻産の天然昆布と3種類の節を煮出し淡口醤油などで味付けた上品な甘さのだしが、ほっとするおいしさです。
冨美家に来たらまず食べてほしい、そんなお店のイチオシメニューです。

店舗情報

京都府京都市中京区錦小路堺町上ル菊屋町519
075-222-0006
[月~木]11:00~16:30(L.O) 
[金・土・日・祝]11:00~17:00(L.O)
無休
URLはこちら

おだしにこだわる、やさしい味わいの京うどん

古くからおいしい和食が根付いている京都では、料理においしいおだしを使うのが大前提。それゆえ京都のうどんはおだしへのこだわりが強く、ご紹介した10店とも独自のおいしいおだしでうどんを楽しませてくれます。京うどんのほっとするおいしさをぜひ味わってくださいね。

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