押入れをクローゼットに。洋服をたっぷり収納する4つのコツとアイデア

和室やアパートでよく見かける「押入れ」のおしゃれで使いやすい収納術をまとめてみました。使わないものを入れておくだけの空間だと思われがちですが、ちょっとしたコツとアイディアで和風のクローゼットに変身させることができるんですよ。押入れクローゼットの作り方をご紹介します。
Palette編集部 2016.09.07

押入れをクローゼットにしよう

和室のあるお家やアパートによく取り付けられている「押入れ」。普段使わないモノを収納するのに便利な空間ですが、クローゼットとして活用してみませんか?
今回は普通の押入れを、洋服も収納できる押入れクローゼットに変身させるコツとアイディアをご紹介します。

押入れをスッキリさせるコツ4つ

コツその1: 空間を細かく分ける

通常の押入れは、一番上の棚の「天袋」、真ん中一番大きいスペースの「上段」そして一番下の「下段」に分かれています。この3つのスペースをより細かく引き出しや棚さらにラックなどを上手に使ってさらに細かく空間を分けていきましょう。
さらに押入れは横だけでなく、奥も深いですよね。横、縦さらに奥までのスペースをどのように細かく区切っていくかを考える必要があります。

コツその2: 手の届きやすいところによく使うものを置く

空間を細かく分けるときに気をつけたいのは、どこに何を置くかきちんと決めておくこと。一番手の届きやすい上段は、毎日使う洋服やバッグにタオル類など日常生活で常に使うアイテムを置いておくとスムーズにアイテムを取ることができます。
逆に一番上と押入れの奥部分は、最も手の届きにくいスペース。普段は使わないシーズンものの洋服や小物などを収納してみましょう。

コツその3: 軽い・小さいものは上に、重い・大きいものは下に収納する

押入れは床から天井まで大きく収納スペースがとれる便利な空間ですよね。でも収納したいアイテムの重さやサイズを見極めながら収納しないと、いくらすっきり片付けても取り出しづらければ意味がありません。
基本的に布団やブランケット、扇風機などの重いもの・サイズの大きいものは押入れの一番下「下段」に収納するようにしましょう。

コツその4: 引き出しは必ず目線よりも下に置く

一見何気なくやってしまうのが、引き出しを上段に置くことなんです。
押入れの上段が低めに設置されてあるときもあるので、お家それぞれではありますが上段に引き出しを置いて収納すると、引き出しが目線よりも上になってしまい一番上の引き出しの中身が見にくくなります。
引き出しはできるだけ上から見下ろせるように下段に収納しておくのがおすすめです。

ちょっとした6つのアイディアで押入れをより快適に

奥行きを生かしたおしゃれボックス

押入れの奥行きを活かして縦方向に棚を設置したアイディア溢れる収納術です。これなら横に棚を設置するよりも押入れのスペースを節約することができますね。

しっかりとしたメタルラックで洋服をたっぷり収納

洋服を思う存分押入れに収納したいときは、重さに耐えられる丈夫なラックを選びましょう。シャワーカーテン用のラックなら、押入れの端から端までたっぷりと洋服を収納することができますよ。

横のみならず奥まで収納

ラックは何も横方向だけに取り付けなくてもいいんです。丈の短い小物アイテムやいつも履くジーンズなど。奥行きを使って縦方向にもラックを取り付けておけば、あらゆる方向に洋服を収納することができますね。

壁を傷つけたくない時はこれ!

壁に取り付けるタイプの飾り棚を設置したいときや、押入れのスペースが限られていてラックやつっかけ棒が取り付けにくいときにはこのような2x4木材を取り付けてみましょう。
「ディアウォール」とよばれる強力なバネが入ったアイテム。2x4木材の両先端に取り付けると、柱と同じようなサポート力が得られるんです。
2x4木材自体に壁やラックを取り付けることができるので、お家を傷つけずに押入れをカスタマイズできますよ。

すのこで即席収納棚をつくってみよう

収納スペースが限られていて、市販の棚やラックが置けないときは、このようにすのこで手作りの棚をつくってみるのもいいですね!  押入れの上段と下段のスペースなら3段ほど収納スペースをつくることができますよ。

あらゆるところを使えるつっぱり棒

押入れの上段と下段につっぱり棒をつっぱるだけで簡単に洋服ラックをつくることができますよ。ちょっとした洋服の収納にとっても便利です。
柱が出ている構造の押入れなら、短めのつっぱり棒でちょっとした服をかけられる場所を作るのも◎

ずっと眺めていたい、すっきり押入れクローゼット

空間作りは自由自在

押入れだからって全てのスペースをモノで埋める必要はないんです。ほんとうに必要なものしか持たないシンプルな暮らし方もありますね。
必要最小限のお気に入りのものだけに囲まれている押入れは心がスッキリして、自分にとって本当に大切なことに時間やエネルギーを注げそうです。

下段に収納する場所をしっかりと確保しつつ、ベッドにしてしまうというアイデア満載の押入れ。ベッドを部屋に置くより押入れを活用してしまえば、部屋も広く使えて一石二鳥。自分なりのベッドのイメージを考えることも楽しみの一つになりそう。

こちらは上段を勉強机としてリメイクした押入れ。周りが壁で囲まれていることで、集中力もアップして落ち着いて勉強ができそうですね。

一人暮らしにぴったり

一人分の衣類なら押入れクローゼットでもたっぷり収納できます。使うものだけを収納しておけば、シンプルな生活を送ることができますね。
洋服以外の書類や生活用品なども充分押入れに収納してみましょう。いろいろなアイテムを収納するときはこのように洋服のラックは、天袋の棚部分に取り付けると奥のスペースが自由に使えますよ。

自分だけのお気に入りのクローゼットが作れる

 

3つの段があるだけのシンプルなレイアウトの押入れは、自分にあった収納ができるとっても便利な空間なんです。トップスは上段に、畳む衣類用に飾り棚に収納したすっきりとした押入れクローゼットですね。
ボトムスやベルトなどは下段部分に入れてキャスター付きのラックに収納しているので、取り出しやすい工夫も参考になります。

押入れ収納の見直しをしよう

いかがでしたか? 普段はお布団や使わないものをしまっておくだけの押入れも、収納の仕方次第で自分だけのクローゼットに仕上げることができます。
一度自宅の押入れを見直してみて、おしゃれで使いやすいクローゼットに変身させちゃいましょう!

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