三宮・元町のカフェならココ!神戸っ子が愛し続ける老舗カフェ10選

ファッションやグルメ、カルチャーなどトレンドが集まるのが三宮・元町。神戸を代表するこのエリアはカフェ激戦区でもあり、カフェの入れ替わりが早いのも特徴のひとつ。そんな三宮・元町には50年近く愛され続ける老舗カフェも健在しています。そんな神戸っ子が愛してやまない老舗カフェをご紹介します。
Palette編集部 2017.04.18

目次

1. 三宮のおすすめ老舗カフェ4選

2. 元町のおすすめ老舗カフェ6選

 

1. 三宮のおすすめ老舗カフェ4選

1. 茜屋珈琲店 | クラシカルな雰囲気が神戸っ子を魅了、1966年創業のコーヒー専門店

各線・三宮駅から西に徒歩約3分。
阪急の線路の北側、サンキタ通り商店街にあるのが「茜屋珈琲店」。
1966年創業の隠れ家的なコーヒー専門店で、創業当時は周囲の喫茶店の10倍以上の値段でコーヒーを提供し話題になっていたそうです。

レコードでクラッシックが流れる店内はL字型カウンターのみ、ていねいにコーヒーを入れる様子を楽しめます。
カップボードやカウンター上には大倉陶園の高級なカップがずらり。
お客さんの雰囲気に合わせてカップを選んでくれるのも楽しみです。

本格的な炭火焼コーヒーは数種類あり700円(税込)から楽しめます。
「茜屋特製ブレンド」は香りもコクもバランスがよく人気の一杯。
ネーミングがユニークな「高いが旨いお菓子」(700円税込)は大人気のチョコレートケーキ。
くるみが練り込まれた濃厚な味わいは奥深いコーヒーの味わいとベストマッチです。
 

店舗情報

兵庫県神戸市中央区北長狭通1-9-4 コースト岸卯ビル 2F
078-331-8884
12:00~22:30(L.O.22:15) ランチ営業、夜10時以降入店可、日曜営業
無休
URLはこちら

 

2. 神戸にしむら珈琲 北野坂店 | ゴージャスな空間を満喫、1974年オープンの日本初の会員制喫茶店

各線・三宮駅から北に徒歩約7分。
ツタがおおう外観が目印、北野坂沿いにあるのが「神戸にしむら珈琲 北野坂店」。
神戸市内に5店舗を構える1948年創業の喫茶店です。
代用コーヒーが主流だった創業当時、一級品の豆を使ったストレートコーヒーを提供したことで一目置かれていたそうです。

「北野坂店」は1974年に日本初の会員制喫茶店としてオープンした「神戸にしむら珈琲」の中でも特別なお店。
各界著名人などが訪れるお店でしたが、阪神大震災後からは一般にも開放。
ゴージャスな調度品がそろう店内で優雅にカフェタイムを過ごせると、観光客にも人気です。

「にしむら珈琲」の製菓部門「セセシオン」のケーキが選べる「ケーキセット」(1,200円)はカフェタイムにぴったり。
「にしむら・カフェハウストルテ」は中山手本店建築を記念して作られた珈琲店限定のケーキ。
チョココーティングされた生地とナッツとコーヒーの味わいが絶妙のハーモニー。
香りと味のバランスがよい「ブレンドコーヒー」とぴったりの味わいです。
 

店舗情報

兵庫県神戸市中央区山本通2-1-20
078-242-2467
10:00~22:00 ランチ営業、日曜営業
不定休
URLはこちら

 

3. Cafe FREUNDLIEB | 教会の礼拝堂をリノベーション、1999年から愛される大人気カフェ

各線・三宮駅から北に徒歩約11分。
フラワーロードの一本東側にあるのが「カフェ フロインドリーブ」。
ドイツ人ハインリヒ・フロインドリーブが1924年に開業したパン屋が前身。
1999年にカフェをオープン、神戸のランドマーク的なカフェになっています。

登録文化財の教会をリノベーションした店内は、礼拝堂の雰囲気が残ったおしゃれな空間。
高い天井やクラシカルなシャンデリアには歴史を感じます。

平日の14時から18時半はタイムサービスメニューが登場、お得にカフェタイムを過ごせます。
「フレッシュケーキセット」(864円税込)は上質な生クリームを使ったおいしいケーキやタルトを選べてワクワク。
お店の方が席までサンプルを運んでくれるので、リッチな気分でカフェタイムを過ごせます。
 

店舗情報

兵庫県神戸市中央区生田町4-6-15 2F
078-231-6051
カフェ10:00~19:00(L.O.18:30)
水曜日
URLはこちら

 

4. カフェ・バール こうべっこ | 8割以上がリピーター、神戸っ子に愛される1976年創業の喫茶店

各線・三宮駅から北に徒歩約11分。
フラワーロード沿いにあるのが「カフェ・バール こうべっこ」。
1976年創業の老舗喫茶店で、8割以上の方がリピーターという神戸っ子御用達のお店です。

市民の憩いの場になるようにと「バール」と名付けたとおり、早朝から常連さんが。
店内には年代物の映画雑誌や本、貴重なフィギュアなどが飾られ、映画好きの店主の一面がうかがえます。

人気メニューは具だくさんの「サンドイッチ」。たまごやハム、チーズなど9種類が550円からそろっています。
半量の「ハーフ」(350円)、2種類を選べる「ペア」(600円)、3種類を選べる「トリオ」(800円)と内容をカスタマイズできるのもうれしいです。
コーヒーや紅茶(ともに350円)と楽しむもよし、人気の「パセリジュース」(450円)でさわやかにいただくのもおすすめです。
 

店舗情報

兵庫県神戸市中央区加納町2-9-2 山浦77ビル 1F
078-222-1297
7:00~17:00 朝食営業、ランチ営業
日曜日
URLはこちら

2. 元町のおすすめ老舗カフェ6選

1. エビアンコーヒー | 関西初のサイフォン式、今でもアルコールランプを使う1952年創業のコーヒー店

各線・元町駅から南東に徒歩約3分。
鯉川筋の一本西側にあるのが「エビアンコーヒー」。
1952年創業の関西初のサイフォン式コーヒー専門店です。
創業当時は港で働く船員さんが多く訪れていたそうです。

カウンターとテーブル席で構成される店内は創業当時のまま。
変わらない雰囲気に久々に訪れる神戸っ子はなつかしさを感じるようです。

5種類の新鮮な豆をブレンドした「コーヒー」(330円)は、今ではめずらしいアルコールランプで抽出したもの。
1日に300杯ほども出るそうで、濃厚な味わいのコーヒーは神戸っ子の定番の味わいになっています。
たまごの味わいが強くほんのり甘い「プリン」(400円)も人気。セットにすると650円で楽しめてお得です。
 

店舗情報

兵庫県神戸市中央区生田町4-6-15 2F
078-331-3265
[平日]8:30~18:30、[日祝]9:00~18:00 朝食営業、ランチ営業、日曜営業
第1・第3水曜日(祝日の場合は営業)
URLはこちら

 

2. 元町サントス | 昔ながらのホットケーキが大人気、1960年創業の気取らない純喫茶

各線・元町駅から南に徒歩約3分。
元町商店街内にあるのが「元町サントス」。
1960年創業のなつかしさがただよう純喫茶です。

緑色のベロア生地が張られた椅子が彩りを添える店内。
年齢層高めの常連さんが多く、地元密着型の落ち着いた雰囲気に満ちています。

「元町サントス」の人気メニューは「ホットケーキセット」(700円税込)。
半日から1日寝かせた自家製生地を1㎝厚の鉄板でじっくり火入れ。ふたをしながら焼くのでしっとりとした食感を楽しめます。
濃いめなのにまろやかな味わいの「珈琲」とも相性よし。昔ながらの味わいは神戸っ子の軽食やおやつとして愛されています。
 

店舗情報

兵庫県神戸市中央区元町通2-3-12
078-331-1079
8:00~19:00 朝食営業、ランチ営業、日曜営業
無休
URLはこちら

 

3. Tea House MUSICA | 1952年大阪・堂島で創業、紅茶好き御用達のティーハウス

各線・元町駅から東に徒歩約4分。各線・三宮駅からは南西に徒歩約9分。
三宮センター街3丁目にあるのが「ティーハウス ムジカ」。
1952年に大阪・堂島で創業した紅茶専門店で、日本で初めて本格的にポットで紅茶を提供したお店として有名。
「神戸店」は2004年にオープン、紅茶好きの神戸っ子に愛されています。

店内には紅茶に関連したおしゃれなポスターなどが飾られ、インテリアからも紅茶好きを魅了。
カジュアルな雰囲気なのでおひとり様で楽しむ方も多いです。

「スコーンセット」(780円)はポットの紅茶とスコーンを楽しめて大人気。
中身がぎっしり詰まったスコーンは食べごたえ十分。数種類のジャムも添えられおいしさが広がります。
個性的でかわいいティーコゼットから、紅茶を楽しむシーンまでこだわっているのが伝わってきます。
 

店舗情報

兵庫県神戸市中央区三宮町3-9-2 2F
078-333-4445
11:00~22:00 ランチ営業、日曜営業
不定休
URLはこちら

 

4. トアロード・デリカテッセン | 1949年創業、北野在住のドイツ人もなつかしんだ本格派デリカテッセン

各線・元町駅から北東に徒歩約6分。各線・三宮駅からは南西に徒歩約8分。
トアロード沿いにあるのが「トアロード・デリカテッセン」。
1949年創業、本格的でおいしいハムやソーセージなどをそろえるデリカテッセンです。
創業当時は故郷の味をなつかしむ北野在住のドイツ人をはじめ、ハイカラ好きな神戸っ子にも人気があったそうです。
2階にはシンプルで落ち着いた雰囲気のサンドイッチルームがあります。
本格的なデリカテッセンをシンプルなサンドイッチで味わえると、観光客にも人気です。

サンドイッチの種類はさまざまあり550円からランナップ。
こちらは人気の「ミックスサンド」(972円税込)。ローストビーフ、スモークサーモン、ハム、ソーセージと4種類を一度に味わえます。
高級感のある味わい、落ち着いた雰囲気とも神戸っ子のお気に入りになっています。
 

店舗情報

兵庫県神戸市中央区北長狭通2-6-5
078-331-6535
カフェ10:30~17:00 ランチ営業、日曜営業
水曜日
URLはこちら

 

5. Parlor Beniman | 1912年創業のフルーツショップが営む、神戸初のフルーツパーラー

各線・元町駅から南西に徒歩約8分。
栄町通沿いにあるのが「パーラー ベニマン」。
1912年創業の老舗フルーツショップで、1983年に神戸初のフルーツパーラーをオープン。
おいしいフルーツが食べたいときに「ベニマン」を思い浮かべる、そんな神戸っ子も多いと思います。
趣きのある石造りの建物を入ると店内にはフルーツショップとパーラーが。
その時期ならではのおいしいフルーツに目を奪われてしまいます。

「旬果のフルーツパフェ」(1,296円税込)は旬のフルーツをふんだんに使った大人気スイーツ。
春はいちご、夏はすいか、秋はぶどうなど季節によっていろんなパフェが登場します。
完熟フルーツの甘さやさわやかさなど、フルーツ本来のおいしさにきっと満足するはずです。
 

店舗情報

兵庫県神戸市中央区栄町通4-3-5 毎日新聞神戸ビル 1F
078-360-3943
カフェ11:00~19:00(L.O.18:30) ランチ営業、日曜営業
水曜日(祝日の場合は翌日休み)
URLはこちら

 

6. ママのえらんだ元町ケーキ | 1946年創業の老舗ケーキ店、名物「ざくろ」は神戸っ子の定番の味

各線・元町駅から南西に徒歩約10分。
海岸通の1本北側にあるのが「ママのえらんだ元町ケーキ」。
1946年創業の老舗ケーキ店で、希少なバターを使ったパイやバタークリームケーキは創業当時から大人気だったそうです。

ショーケースにはシンプルな素材をていねいに仕上げた生ケーキがずらり。
中でも名物「ざくろ」は多いときに1日1,000個も売れるそう。圧巻の数が用意されています。

こちらが神戸っ子が愛する「ざくろ」(270円税込)。
ふんわりとした生地に甘さ控えめの生クリーム、そして真っ赤ないちご。
子供から年配の方まで、だれもがおいしいと笑顔になる名ケーキです。
 

店舗情報

兵庫県神戸市中央区元町通5-5-1
078-341-6983
カフェ9:00~18:45 朝食営業、ランチ営業、日曜営業
月1回不定休
URLはこちら

 

若者からシニアまで、客層が語る老舗の実力

ご紹介したカフェの中には創業50年以上というカフェも多く、お店の方も2代めへと代替わりしているところもありますが、人気は健在。昔からの常連さんと思われるご年配のお客さんがいらっしゃるのもイマドキカフェにはない魅力だと思います。神戸っ子が愛する老舗カフェ、ぜひ神戸観光の際に訪れてみてくださいね。

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